ユニバ

USJ(ユニバ)を面白おかしく全力で楽しむためのコツを紹介

今回は大阪のUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)を、全力で楽しむためのコツを、年パスを連続更新して10年近く経過している身から紹介します。

とはいえ、待ち時間やアトラクションがどうというお話ではなく、「心構え」的なお話になります。

「USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)って関西のノリだから苦手…」というイメージや気持ちを抱いている方に読んで頂きたい内容になります。

USJ(ユニバ)を楽しむのに必要なのは「設定に乗っかる力」!

USJのお客様は「ゲスト」ではない!

「は?意味わかんない」

と思われた方も多数いらっしゃると思いますが、お客様でないという意味ではありません。

USJの中に入った瞬間、あなたは「おもてなし」を受けるのではなく、キャストと共にUSJを全力で盛り上げる「演者」になるんです。

これがTDRとUSJの最大の違いといっても過言ではありません。

パーク内にいる時も、アトラクションを体験する時も、基本的にその世界観に染まる力が必要です。

私は「ジョーズ」は何度も体感していますし、どんな内容か知り尽くしていますが、乗った時に鮫のヒレが見えた時は「きゃー!あれは何!?」「鮫よー!」とか言ったりします。

恥ずかしい奴だな…と思われたかもしれませんが、周囲の人も普通にします。

一例

ハロウィン時期のホラーアトラクションの1つの場合、昨年の設定は

「謎の薬学工場が爆発しおかしな薬品が森に蔓延、森の生物や入った人間がクリーチャー化している」という中で、体験者の設定は「近隣の街の住人」でした。

軍の開催した説明会で情報提供を求められるところから体験がスタートするのですが、

「ひどい!」「私たちの平和な街を返して!」「ちゃんと説明しろー!」という怒号が飛び交っていました、一般の体験者から。

もちろんトラブルが起こってアトラクションに移行になるのですが、

クリーチャー乱入→軍が銃で応戦して押収した薬品のドラム缶が爆発→住人感染→除菌室へ向かえ!

という流れになります。

この乱戦の最中も、「銃はダメー!!!」「ドラム缶に隠れるなー!」「やめてええ撃たないでええ!!」という混乱した叫び声が飛び交っていました。

USJのアトラクションは基本的に「無茶ぶりをされて何とか解決する」「ただ体験や見学に来ただけなのにトラブルが起こって巻き込まれる」といった内容になっています。

最近は幅広いジャンルになっていますが「映画や映像の世界に入る」というコンセプトを、しっかりと方針として守っているんです。

映画や映像の世界に入るのならば、やはりお客様は「俳優」「女優」になるんですね。

アトラクションで設定や物語に乗っかるための準備をする

アトラクションを体験するには、長時間並びますよね。

基本的にはその中で「自分たちの立ち位置」をお知らせされているんです。アナウンスであったり、設置されているモニターであったりです。

もしくは、一番最初の導入部分での説明で理解出来るように説明してくれますので、しっかり聞いておきましょう。

自分の立ち位置を把握するということは、いわゆる「配役」を理解するということでもあります。並んでる間に気持ちを作りましょうw

もちろん自信がない方は、特に「何かをしなきゃいけない!」というわけではありません。

ただ、設定や物語、自分の立ち位置を知っておくことで、体験自体をより楽しめるようになります。

実は設定がある分、アトラクション自体が「乗ってみたけど意味がよく分からなかった…」となることも多いのです。せっかくなので全力で楽しめるように準備しましょう。

ハリーポッターのお城のアトラクションは、お城の中で物語や設定が把握出来るようになっているのですが、実は並ぶ場所がお城の外が中心のため、並んでいる間に物語を把握することが出来ません。

設定や立ち位置を把握するためには、

「お城の中を見て回るツアー(自由行動)」

を利用しましょう。(アトラクション体験後でも大丈夫です)

並ぶところは同じですが、途中の別れ道でツアーの方へ行くことが出来ます。

動く絵画、ダンブルドア、ハリー達との会話は各2パターンあるのですが、お城のツアーだとゆっくり見て回れますし、写真や動画も撮影することが出来ます。

因みに「絶対安全!」「大丈夫!」と言われたら、「何かトラブルが起こる」というフラグですw

独特の世界観を作り上げる、仮装しているお客さんたち

USJは「ちょっとコレはやめて欲しいかな…」という経営側のNGはあるとは言われていますが、公共の場で出来るものなら仮装をしてOK、いっそ歓迎!とされています。

今のところパーク内の公式の更衣室は夏~ハロウィン期間のみとなっていますが、パーク外にも着替えをする場所が出来ています。

(※夏の期間のパーク内の更衣室は、パレードで濡れた服を着替える場所でもありますので、びちゃびちゃに濡れたお子様も多いので、その点は留意して下さい)

コスプレというと「アニメとかのオタクばっかりなんでしょ?」と思われるかもしれませんが、ものすごく可愛いファンタジックな衣装に身を包んだ方や、仮面ライダー、ミニオンズの黄色いTシャツ+オーバーオールを何人かで揃えたりと、多種多様な方がいらっしゃいます。

こういった方々と、パーク内で行われる路上パフォーマンスを合わせて、USJは独特の世界観を作っています。

一度行って体感すれば分かりますが、お揃いのTシャツを着ているだけで気分が上がりますので、是非チャレンジしてみて欲しいです。

全力でいじってくるキャスト

キャストさんは、不意に話しかけて来ます。

これがなかなか「関西的なノリが苦手」とされる要因でもありますが…

レストランの方やショップの方は、割と「何か乗りました?」という当たり障りのない内容ですが、「そのへんにいるキャストの方が、着ているTシャツをいじってくる」という謎のイベントに遭遇することもあります。

友人は魔法陣っぽいものが書かれたTシャツ(普通のライブTシャツ)を着ていた時に、ハリーポッターのところにいるキャストさんに「あまり大きなものは召喚しないでくださいね?」と言われていました。

「ええ…やだなあ…」と思われた方もいるでしょうが、これ、まだマシな方です。

ネタバレになるのでぼかしますが、期間限定のレストランの設定が「オープニングパーティーに招待された」というものだったのですが、ランダム(しかも結構大人数)で支配人に「招待された経緯」とか「オーナーとの関係」を聞かれるというものがありました。

そう、自分で自分の設定を作ることを強いられたのです!

さすがに私も友人同士で「えっ、え、どうする?無難に会社関係とかでいく?」と話し合う事態になりました。

はるかに
はるかに
私たちは演者、そのため時にはアドリブも求められてしまう…!
うみがめさん
うみがめさん
一応、黙っててもキャストさんが何とかしてくれるよ!

USJのイベントアトラクションは1度きりのものもある

遠方の方はまず来る機会が少ないと思いますので、なかなか難しいのですが、USJのイベントアトラクション、特にハロウィン時期のものはその1度きり、もしくは数年で終了するものもあります。

私が体験した中で、面白かったけれどもすぐに終了してしまった幻のイベント限定アトラクションをいくつか紹介します。

アンブレラ社から脱出するアトラクション

こちらは本当にその1度きりで終了してしまったのですが、街がゾンビウイルスに汚染され、避難のために集まった中で始末されかけたので脱出する、といったウォークスルーのアトラクションでした。

途中で登場するクリーチャーも非常に出来が良く、楽しかったのですが…

パーク内のゾンビウオークを数年やった後に、イベント限定アトラクションが始まったばかりの時期で、夜18時以降から既存のアトラクションが切り替わる仕様だったんです。

16時過ぎくらいから並び始めましたが、確か5時間くらい並んだんですよね…

当時は整理券式も採用しておらず、色々と手間がかかり過ぎたのかもしれません…

暗闇の中で食事をするレストラン

「ダークレストラン」という名前でした。

先に別料金でチケットを買って予約する方式の、ショーレストランでした。

初年度は夜のみ開催で、本当に真っ暗な中を、席への案内もキャストさんの肩に掴まってされるというような内容でした。

食事内容も全くの謎で、ホラー調のアナウンスに沿って手づかみOK!といった料理を「これ何やろ…??」と言いながら食べるという、かなりのチャレンジレストラン。

ただすごかったのが、料理は本当にすごく美味しかったんですよ。

途中で大きな刷毛のようなもので顔を触られるという場面があったのですが、友人の眼鏡が攫われるというトラブルがありました。

何も見えない中、友人が「眼鏡、眼鏡…」と言ってると、私の左手が何かにぐっと掴まれ、手の中に友人の眼鏡を押し込まれましたw

その翌年、恐らく人気が出たのか昼間から行うようになったのですが、暗闇の中ではなくアイマスクを着用させられるという仕様になりました。

こちらはあまり雰囲気も出ておらず、評判も良くなかったのか、その2回で「ダークレストラン」は終了しました。

まとめ

USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)は、自分を「ゲスト」としておもてなしを受けるだけではなく、「演者」として全力で飛び込んで楽しむと、非日常感を思いっきり感じることが出来ます。

わざとキャストさんと関わったり、変に演技をする必要はありませんが、世界観を受け入れて設定を理解すると、より楽しめるパークになっています。

好きな作品のイベントなら、行ってみて損はないので是非体感してみて下さい!

ここまでお読み頂いて、ありがとうございました!