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30時間の停電を体験して分かった、「災害に備えて用意すべきもの」まとめ【防災体験談】

台風21号を受けて、関西は大きな被害がありました。

関西国際空港の水没や、電柱が倒れたり電線の切断による停電、多くの建物の屋根が飛び、家屋の倒壊があったところもあります。

私の自宅は幸いそれほど大きな被害もなく、瓦が数枚飛んだ程度でしたが、何より不便を感じたのは30時間に及ぶ停電でした。

防災=災害後に自力で数日間生き残る力

大きな震災などで被災経験のある方には「そんな短い時間の経験で何言ってんの?」と思われるかもしれません。

今回、私が記事を書こうと思った理由も、まさにそこにあります。

これは、被害が個々や各地でバラバラ過ぎて、避難所も速攻閉鎖し、行政や周囲の「支援」がほぼ無い状態、その最中での体験になります。

台風が過ぎる=災害が終了したという、行政や周囲の対応

台風が過ぎ去った後も、私の自宅は丸1日以上停電していました。

問題点はそこで、私の自宅周辺は停電していましたが、駅前や少し離れた地域は5分程度の停電で復旧していたことでした。

つまり、家の周辺はめちゃくちゃ、電柱が倒れ、家屋の倒壊や屋根が無くなった家もあり、それなりに広範囲が停電している状況下で、「災害は終了」です。

マンションや団地は電気でポンプを動かすため、ほとんど断水しています。

しかし、避難所は全て閉鎖されました。

自治体にもよると思いますが、被害や停電が地域や個人ごとにばらばらだったためか、家が無くなってしまった人もいる中、この対応は酷いの一言です。

周辺のお店も翌日から普通に営業しているのみで災害時の緊急対応(携帯の充電など)も特にありません。もちろん店員さんが何とか出勤出来たお店だけで、停電地域のコンビニは閉店。

しかも関空の水没、道路の不具合、電柱が倒れたことによって物流が滞っているため、食べ物や生鮮食品の入荷がほとんどなく、あったとしても瞬時に売り切れる状況でした。

救助や支援がなくても、数日間は自力で生き残る備えをする

確かに、長期間の「被災者」ではありませんが、各地の被害の程度があまりにもバラバラ過ぎたためか、公の支援はそれほど受けられない状況でした。

お店などが開いていて、生きることに支障はありませんでしたが、「自宅での生活に大きな支障は出ていた」という感じです。

断水もしていたところは、トイレを流すことも出来ず、備えがなければ飲み水の確保も大変だったと思います。

今回はこの経験を踏まえて、「活躍したもの」と「欲しかったもの」を書いていきます。

災害時に活躍したもの、欲しかったもの

活躍したもの

カセットコンロ・カセットガス

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オール電化の我が家では、これがないと生き残れなかったかもしれないというくらい活躍しました。

水はありましたので、大鍋に「サトウのご飯」と「レトルトカレー」を入れて煮て、何とか台風の当日を乗り切った感じです。

もちろん、大きな災害時もこれと水があれば、食材さえあれば大抵のものは作れますので、カセットガスも併せてきちんと常備しておきたいです。

LEDヘッドライト

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夜の移動時にめっちゃ便利です。

停電の時はトイレも真っ暗になりますので、夜はこれがないと家の中を迂闊に移動出来ませんでした。

1つあれば便利ですが、私は、「自営の電気工事業でライトたくさん持ってる+家族が行きまくるライブなどでペンライトがいっぱいある+私のキンブレ(応援上映の時に振るやつ)」で、ライトには不自由しませんでした。

LEDライトは明るいですが、充電式のものも多いので電池式のものの方が良いかもしれません。

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スマホ充電用のバッテリー

「Anker PowerCore」という充電器を家族が持っていたのですが、大容量でめちゃくちゃ助かりました。

停電の時はTVやPCも使えず、情報を得られるものがスマホやタブレットしかありませんので、バッテリーは意外と重要です。

タブレット(TVアンテナつき)やポータブルTV

タブレットはキャリアの端末がほとんどなので、手に入りにくいのが難点ですが、TVは通信速度などを気にせずに、特にお年寄りの情報源&気を紛らわすのには最適です。

映像があれば情報や状況もよく分かるので、災害時に備えてTVを見られるポータブル機器が何か1つあれば良いですね。

その他で備えが必要なもの

「飲み水」と「食材」はマストです。

特にお水はペットボトルの小分けのものを箱買いしておけば、水を使用した後は容器として使えます。

食材はレトルトが中心ですが、「お湯や火で調理出来るもの」であれば、カセットコンロと併せて使えば食べ物には不自由せずに済みます。

「電池」はあるとものすごく助かります。

最近は電池式の機器が少なくなってきていますが、特にライト類は電池式のもの+電池があれば安心ですね。

欲しかったもの

手回し充電器つきラジオ

2日かからず停電は復旧したものの、情報が少なく、いつ電気が復旧するか分からない不安がありましたので、手回しの充電器が欲しいなと思いました。

自宅にあったはずなんですが、見つからなかったので、また購入しようと思っています。

番外編:あることで気が紛れたもの

Nintendo Switch

何を馬鹿なと思われるかもしれませんが、充電式なのでしばらくは使える&複数人でゲームが出来るので、マリオカートをやっていて、ものすごく気が紛れました。

ライトの電池やスマホの充電を考えると、いつ復旧するか分からず、節約しなければならないので、読書やスマホゲームは意外と出来なかったんですよね。

ニンテンドーDSやPSVitaなども、充電が切れるまで使いました。

充電は限られますが、不便だとストレスも溜まります。気が紛れるので良かったです。

まとめ

備えの重要さを一番痛感したのは、台風の当日でした。

当日は台風が通過中で外に出るのが危険だったこともありますし、通過後は停電で周辺が真っ暗過ぎて、どこにも出て行けませんでした。

カセットコンロと、カセットガスと、サトウのご飯と、レトルトカレーが本当に運良くあったおかげで、何とか一晩過ごせた感じです。

今回、私は家族で色々持っていたので助かりましたが、1人暮らしの方は少し高額ではありますが、防災リュックの購入も検討した方が良いと思います。



ここに「東京防災」の本を入れておけば完璧かな?

これ1冊で大丈夫!防災知識が完璧に詰まっている「東京防災」という本がすごい!今回は珍しく本のレビューなのですが、一家に一冊備えておいた方が良い本だと、自信をもっておすすめ出来ます。 発売自体は2015年とか...

私も1人暮らしを始めたら購入する予定です。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。