AI使用について、今の私としては悩み深い事柄ではあるので、書いていこうと思います。

こちらは個人的意見であり、覚え書きに近い話でもありますので、対立を煽ることを目的としておりません。

今回、私がこの記事を書いたのは、日本政府において「プリンシプル・コード」が出たことが大きいです。

本当に「やっと第一歩目!!!」という感じではありますが、ここから色んな方々の意見をバトルさせてより良いルール作りや認識が出来たらいいなとすごく思っています。

AIはもう「使う?使わない?」ではない気がする

私のスタンスについて

私はこのブログにおいて「アイキャッチと本文中画像のみ」AI生成を利用しています。

理由は下記となります。

①「文章の作成は2時間で出来るのに、絵を描くのには10日かかるからブログが書けない」という自体に陥った→旅行記事や毎年のコナン劇場版の感想が出来ていない、きちんと書いていきたいという気持ちがある

②社会復帰した時に、「AI使えません、使い方が分かりません」はもう言えないという時代の流れがあると感じているのもあり、その練習的な意味も含めて実験的に使用しておきたい

使わない派、許せない派にとってはこの時点でダメなのだと思いますが、私自身としては、もうAIは「使う?使わない?」ではなく、大勢がそれなりにツールとして使用してみて、その上で人間がしっかり持っておく知識・技術・倫理・線引きについて議論し、リテラシーを作っていく段階なのではないか?と考えています。

この理由と方針を元に「このブログの画像にのみGeminiだけを使用する」と決め、出来ること、出来ないこと、使い方の線引きをするという意味で実験的に使用しています。

創作については、自分の描いた画像を元にした小さなアイコンだけでも思い通りに出力出来ないことが非常に多く、自分で描いた方が思った通りに出力出来ますね、という結論に既に達しているので使用はしません。

この「自分で描いた方が良い」という考えについては技術を持った方なら理解はして頂けると思いますが、もちろん「信用出来ない」という意見も当然出て来ると思っています。

そういった他の方の意見や考えを私が否定や修正は出来ないだろうと考えていますので、アイキャッチにはAI生成を明記し、他の場所でも「AIを使ってるので嫌な人は見るのを避けてください」と書いています。

AIを避けたいという意見の方は尊重されるべきだと思いますし、そういうところを配慮して、棲み分けはしていきたいんですよね。

AIの問題点

色んな方の意見はありますが、AIは学習に法的問題ないとされており、そうであれば学習元の権利や著作権はどういった扱いになるのか?というのが大きな問題となっています。

この点について、私は創作活動をする者として大きな問題であるとは考えていますが、これが技術を持つ特定の視点からの感情論が大いに混じっているのではないか?という疑問を抱いています。

「絵」が技術として強く議論されており、文章については「絵とは別でしょ」という意見を非常によく見かけますが、文章はともかく「その文章で書かれた情報の本質」は絵と同じかそれ以上だと私は思っております。

私自身このブログを運営する上で、生成AIが出て来る前から「グーグル検索の一番上に情報だけを掲載され、ブログ訪問がない→情報を書いた私自身に広告収益が発生しない」ということがありますので、明確に損害が発生していると言えます。

この状況下で「絵だけは特別!」とされるのは、私としては抵抗感があります。

一例としての話

「絵は技術を身に着けた人のもの、AIなんか使わず技術を持つ人にきちんとお金を払って依頼すべき」

この理論は経済活動として非常に正しいです。

ですが、個人経営の多い絵を描く方の「確定申告をAIがやって欲しい」という意見も見かけます。

「確定申告の手法はちゃんと勉強して知識を身に着けた人のもの、AIなんか使わずに税理士さんにきちんとお金を払って依頼すべき」

絵においての最初の理論が正しいのであれば、確定申告についてはこの理論が正しいことにならないでしょうか。

この理論についても、やはり「絵と確定申告は違う」という意見も多々あるかと思うのですが(確定申告は「正解がある」という点ではAI向きだと思いますし)、現状のままだと恐らく一般の方から見た場合、

AIで確定申告してるなら、絵もAIで描いているんだろう!!

というトンデモイチャモンがそれなりに出て来ると思うんですよね。

何故なら、どちらの知識も技術もない方はAIをボタン1つで使える魔法だと思っているからです。

そんなワケあるか!!!!が言えるのは、私が実験としてAIを使用したからです。

経済や教育の中のAI

AIは人間側からの拒否反応は出ているものの、もはや色んなところで使われ、それを見据えた大規模データセンターもどんどん設立されています。

私がもはや「使う?使わない?」ではなく、使うことを前提とした議論やリテラシー作成、著作権法と絡めた法整備を行っていくべきだ、と考えているのはこれがもう止まらない時代の流れだという感覚があるからです。

効率や速度においてAIは人間より何百倍も上であり、既に小中学生はAIを使用した学習方法を教育として受け始めています。また、高校生は受験勉強にAIを使うなどして、甲子園に出ている子が「終わったら勉強して医大に行きます」とインタビューで答えているような状況です。

あと10年しない内にこのAIネイティブ世代が社会に出て来て後輩となります。

「AIなんか使わないぞ」という意見は当然尊重されるべきではありますが、この若年層がAIを使いこなすことで上司の評価も良く、自分より出世した挙句、30代前半とかで「AIに投資運用任せてて資産5億になったので辞めますね~遊んで暮らすぞ~」と退職していった時に、泣きませんか?

私は泣きますよそんなん。泣くしかなくない????

「使うこと」を前提にした議論

様々な意見・価値観があるAIというツール

現状、ブログに関してもはっきりと「AI絵を使ってるから文章もAIを使ってると思って読まない」という意見はあります。

それならば当然に「AIで確定申告してるんだから絵もAIを使っているはず、見ない」という意見も、「メールの返信にAI使ってるなら創作にも使ってるんだろう」「検索にAI使ってるなら他でも使ってるよね?」という意見がガンガン出て来ると思います。

これをかろうじて抑えているのは、「誰が使っているか?」「これまできちんと自分でやって来た作家さんだからやってないだろう」「この人はやらないだろう」というその方個人への信頼感が主なのではないかと私は思っています。

この部分において、私はリテラシーや倫理の整備、使用方法の線引きを全体的にしていく議論をすべきではないかと思っています。

はっきり言うと、既に様々なシステムに組み込まれているAIを「使っていない」方の方が少ないと思います。知らず知らずのうちに使用させられている……と言うべきかとは思いますが、それを揚げ足をとるように「これを使っているからこっちも使っている!」は完全に暴論です。

ブログのアイキャッチもですが、絵も描けない、写真も綺麗なものを撮影する技術のない方は「素材サイト」で画像を借りるしかありません。

ですが既にその素材サイトがほとんど生成AIに、悪い言い方をすれば「汚染」されている状況です。

絵を描ける人、写真を撮れる人以外はブログなんかやるな!!というご意見であれば仕方ありませんが、素材サイトでAI画像と気付かず借りた写真を「AI写真だ!!だったら文章もAIだ!!!」はかなりの暴論になって来るとは思います。

私が「意見が技術を持った方の感情論に偏り過ぎている」と述べたのはこういう点で、一般の方って本当にAI素材が分からない、AI音声も分からない、という感じらしいんですよ。

「AI生成でない」の担保が個人への信頼によるものなら、新規で絵を描きたい方、新規で文章を書きたい方で他の技術が一部分で足りないという場合はもう参入出来ないのでは?という不安があります。

企業においてのAI使用

企業においても既に社員研修等を行い、AI使用が導入されています。

ただ企業秘密や社外秘の漏洩が発生していることもあり、全体的な使用はかなり慎重に行われているかと思います。

この点において、私は「人間側に残す知識・技術を選定する議論をすべき」だと考えていて、絵や文章においての技術も当然そこに含まれます。

私はとあるものづくり系の大手企業所属で、老舗のため、古い設計図を読める方、作った実物を見て構造を理解している方が既に社内からかなりいなくなりつつある状況です。

こういった知識をAIに取り込めれば非常に便利だと思いますが、漏洩の可能性を考えれば社外秘や企業秘密として保護するのはかなり難しいです。ただいずれ社内においても分かる方がいなくなるという実情もあります。

こういったことにAIを利用するのか?は各企業の判断になるかと思いますが、ここでのポイントは「どこで線引きし、切り分けて使用していくか」だと私は思います。

社外秘でない業務をAIに任せ、時間をとってこういった知識や技術を持つ人間を新しく教育していく方法もあると思いますし、ある程度AIに取り込むとしても、この核の部分だけは絶対に人間の知識や技術として伝達していくと方針を決めて利用していくことも可能かと思います。

そういった風に切り分けて使用をしていくための議論を一般的にもしていくべきと考えています。

AI使用においての「著作権料請求」「罰則」の規定

AIへの悪感情については、法規制が追い付かないままに犯罪や嫌がらせに使用されたことが非常に大きいのはあるかと思います。

また個人使用において「権利が自分にない画像をAIに読み込ませる」のは規約上もはっきりと禁止されているにも関わらず、インターネット上にある画像やゲームのスクショなどを読み込ませて使用する個人個人のリテラシーのなさにも問題があります。

「提供されるAIが無作為に学習していく」のはクリエイターにとって悩ましいですが、インターネット上のサービスを利用する以上は仕方ないことでもあります。

GoogleのGeminiはGoogle検索にかかるものであれば全て学習していくでしょうし、XのGrokも文章や絵を学習することが規約に明記されています。

ただその規約はクリエイターがサービスを利用する上でサービス元との規約に同意するものであり、無関係の第三者が「インターネット上にあるから」と画像を勝手にAIに突っ込んでいいものではありません。

やぎ
やぎ
その第三者には何の権利もないですし、これも著作権法で罰したり賠償金を払う法律整備が進めばいいと思います。判例が待たれる!

今回「学習元を明らかにする」ことがプリンシプル・コードとして規定されましたが、罰則規定はありません。

個人使用時にデータを取り込んで出力使用が可能なAIなどは、明確に悪意を持った取り込みや出力を行った場合、賠償や著作権料の請求・罰則をAI提供企業以外にもその利用を行った個人に課すべきだと私は考えています。

自分の絵が学習されるなんて絶対に許せない!!と考えている方もいるとは思いますが、「自身の技術のみを使っての仕事の保証」や「学習元と判明した場合の賠償やインセンティブ」などがきちんと規定され、使用自体も悪意のない方法であれば気にしないという方も一応はいらっしゃると思います。

クリエイターの方は法人依頼の際に商用としての「著作権買取料」を定めていらっしゃると思いますし、AIが出力したものに「これは確実に自分の作品である」という部分があれば、学習元の開示請求を行って著作権を主張→使用料や買取料を請求するようなことが出来れば理想的ではないでしょうか。

個人相手には難しくとも、特に法人に対してこの請求が可能という規定が出来れば、「仕事がなくなっていく」という事態の抑止にもなります。

やぎ
やぎ
(私もGoogleさんから文章使用のインセンティブ支給されるかもやし……!)

また、AIによって「著作権侵害だ」という訴訟を起こす作家さんは世界各地にいらっしゃいます。

著作権侵害は親告罪という性質から、案件ごとに個別に裁判を行って著作権侵害を認定する必要があり非常に手間がかかります。

様々な著作権関係の訴訟を見る限り、どうしても「絵柄」は訴訟の難易度が高い部分があると思うのですが、キャラデザなどは他の方が描く=許可を得なければ無断使用であり、この点は他の作家が描いてもAI出力しても話自体は同じため、議論されている学習元の追求よりは出力結果の使用にフォーカスした法規制をまず整備していって欲しいと私は考えています。

犯罪は論外でどんどん制限をかけるべき

絵だけではなく、写真や映像として使用された著名人も多数います。

私はAIについては出始めた当初から何よりもディープフェイクや犯罪使用が恐ろしいと思っていますし、自力学習するAIが金融機関に侵入したニュースもあり、犯罪に利用される可能性を考えると、AIに厳しく制限をかけなければいけません。

この部分においても、「多数が使用して様々な使い方をし、どんどん制限や法律として議論していく」ことが必要なのではないかと考えています。

使わないと分からないこともある

私はブログに限定して実験的に使用し、「AIが苦手であり出来ない出力」をいくつか見つけ出して、最近自分で描いた絵にはそれを入れ込んであります。

これは「動画背景として使用する」という前提で、限定的に自分で描いたことが証明可能な仕掛けですが、静止画であればまた別の方法を考える必要があるのかなあと思っています。

というか、AIがこんな何かフワフワした絵を出して来るわけがないけどね!?が一番の証明にはなっている感じはしますが……

私も実際に使う前はもっと便利に使えるイメージを持っていましたが、まだ精度が低いという認識です。

今「これはAI!見ない!」という判定している方たちは、精度が上がって来た時に自分で判定出来なくなってしまうと思いますし、今もですが今後更に「使用者が使ったと言わなければ分からない」状況になっていくと思います。

私は「時代の流れとしての使用前提ではあるが推進派ではない」という感じではあり、なるべく制限厳しめでやっていって欲しいと思っているため、否定派の方々も今のうちに色々と使ってみて、制限厳しめのルール作りをする方向に向かっていって欲しい気持ちはあります。

最後に、私の気持ちとしての「創作」「絵」

AI生成を使っているくせに何言ってんだ、と思われるとは思いますが。

こいつで作った絵、本当に魅力ないよね。

私の感想として、何か見栄えは良さげでもアイキャッチとして並べた時に「広告と同じで埋もれてる」という印象が強くて、全然ヘキに刺さらないんですよ。

これを本当に理解出来ないのが「創作を全くやらない人」なんだとは思いますし、私自身、アイキャッチを「自身の作品」だとは全然思っていなくて「ただ文章を公開するために必要な何か」としか捉えていないので、実験的にでもAI生成に置き換えが出来るんですけどもね。

これを「ぱっと出来て見栄えも良い!自分も絵が描けたぞ!絵師だ!」とか言うてる人を見ると、本当に「絵を見るための目すらないんやなー」と思いますし、創作の楽しい部分は一生食べられないのかこの人は……という気持ちにはなってしまいます。

今は実験的に、と自分で速度が追い付かないのでAI生成でアイキャッチ作っていますが、今動画を作る勉強をしている過程でサムネを量産するコツが分かりつつあるので、使用頻度は低くなっていくかなーと思います。

「使用しない!」と言い切らないのは、私はAIをツールとして使用するということの結論を出すには5~10年かかると思っており、今現在の「生成AI使うのなんか最低!!見ない!!」という評価を特に重視していません。

もう少し言うと「生成AI禁止!」という結論が5年後に出た時、時間はかかるものの、私には自力でアイキャッチを全て差し替えることが出来る技術が一応ちゃんとありますし、その前に可能そうであれば適宜差し替えていくと思います。

こいつが出来る前の時代に生まれて、絵を描く技術身に着けといて良かったなあと思います。