今回は、長年欲しかった往年のカセットゲームがプレイ出来る互換機器、「レトロフリーク」を購入したので、レビューします!
公式サイト「レトロフリーク」
私が今回買ったのは、スーパーファミコンカセットのみがプレイ出来るタイプのセットですので、フルセットのレビューではありません。
家にたくさんカセットがあるゲーム世代の方、電気街が近くにある方にはおすすめの記事です。
レトロフリークについて
レトロフリークとは?
簡単にいうと、「ゲーム機本体の互換が出来る機械」です。
近年メーカーから出ている「○○クラシック」などに似ていますが、こちらが購入時に決まったゲームソフトが内蔵されているのに対し、互換機は古いゲームソフトを使ってゲームが出来る機体です。
互換機は色々なメーカーから発売されていて、種類は様々ですし、中には著作権違反?というものや販売して良いのか微妙…??なものもあります。
レトロフリークが互換が出来るゲーム機は、「正規メーカーの販売特許が切れたもの」に限定されており、今のところ、著作権や特許権などには違反していません。
メーカーは長年、ゲーム機のアクセサリーを販売してきた「サイバーガジェット」という会社で、海外の怪しい会社とかではありません。
そのため、ファミコンやスーパーファミコンなど、古いゲーム機のソフトはプレイ出来ますが、NINTENDO64やプレイステーションなど、本体の著作権や特許権が切れていない(もしくは切れていてもまだ互換の開発がされていない)ものは使用出来ません。
レトロフリークが互換出来るゲームソフトは、今のところ下記15種類です。
・ファミリーコンピュータ
・スーパーファミコン
・Super Nintendo Entertainment System(NTSC/PAL)
・ゲームボーイ
・ゲームボーイカラー
・ゲームボーイアドバンス
・メガドライブ(NTSC/PAL)※
・GENESIS(北米版メガドライブ)
・PCエンジン
・TurboGrafx-16(海外版PCエンジン)
・PCエンジン スーパーグラフィックス
・ゲームギア(カートリッジ)
・セガ・マークIII(カートリッジ/マイカード・マークIII)
・SG−1000(カートリッジ/マイカード/オセロマルチビジョン用カートリッジ)
・Nintendo Entertainment System(NTSC/PAL)
今回購入したのは「スーパーファミコン」に特化した廉価版
実は、上記で説明した互換出来る種類には、前に「最大」という前書きがつきます。
どういうことかというと、レトロフリークの構造として、本体+カートリッジを読み込む機器(カートリッジアダプター)で成り立っているというのがあります。
特に「カートリッジアダプター」は持っているゲームソフトに合わせて買い足すか、本体とセットで買う必要があります。
全てのゲーム機を互換したい場合は、フルセットで購入する必要がありますが、そうすると最近のゲーム機と同じくらいの2万円超くらいのお値段になります。
15種類のゲームソフトをゴリゴリにやって来た年代の人なら良いのですが、私は正直もうちょっと下の年代、スーパーファミコン全盛期から後期…ぐらいの人間なので、メガドラとかゲームギアは名前は知っていますが、ちょっと馴染みがなく…
スーパーファミコン(SFC)のカートリッジアダプターは、追加開発されたのか、一番ベーシックなセットに入っておらず、躊躇していました。
しかし、こないだふと見てみると
SFC特化版セットが発売されとる!! しかも安い!!
楽天のスーパーセールで買ったらトータル1万切った…
というわけで、私が今回買ったのはスーパーファミコンしかプレイ出来ないやつです。
「家にカセットとかもうないし…」という理由で互換機に消極的な人は、可能なら一度、電気街の中古ゲーム屋に行ってみることをオススメします。
私は大阪・日本橋のスーパーポテトさんのレトロ館に入って、レトロフリークを買うことを決意しました。
あれだけの宝の山を、海外の人がコレクションのために購入するって、何か悔しい…!って気持ちになります。
古いゲームソフトはセーブ電池が切れていたりしますが、レトロフリークはカセットからゲーム内容を吸い出して、ゲーム内容+セーブを本体に保存してくれます。
中古でも全く問題なし!!!
「レトロフリーク ベーシック(SFC用)スタンダードセット」のレビュー
注意点としては、コレ、限定数量です。
届いてから設置まで
宅配便を受け取った時の感想は、「箱小っちゃいな…」です。
Switchでもこんなに箱小っちゃくなかったぞ…などと思いながら、開封。
コンパクト過ぎでは…??(比較はPS4のコントローラーです)
これはやばいです。
カセットはかさばりますが、これは携帯出来る大きさです。
私が所持しているスーパーファミコン本体はまだ現役で、いわゆるTVと接続が出来なくなった状態なので、コントローラーも使用出来ます。
付属しているコントローラーは本体にUSBで接続するタイプで、カートリッジアダプターの方にスーパーファミコンの純正コントローラーを挿す接続端子があります。
これ、旅行とかに持っていって皆でボンバーマン出来るんじゃない…?
TVへの接続も、HDMIケーブルでスムーズに出来ました。
PCモニターも、最近はHDMI端子があるものがたくさんあるので、プレイ環境には困らないですね。
どうしよう、自分でもひくぐらい狭いところに納まってしまった…
コンパクトさは申し分ないです。
そしてここで問題発生。
最初に言って欲しい…!!!
USBの供給ケーブルはついているので、iPhoneなどのUSBをコンセント変換するやつや、USB充電出来る延長コード的なものでOKっぽいですが…
調べてみると、「PSPの充電コードで起動出来る」という情報を入手したので、引っ張り出して来て試してみると、無事起動しました!
カセットを挿してみる
たまに読み込めないゲームソフトもあるらしいので、どきどきしながら古いカセットを差し込んでみます。
マリオコレクション。
スーパーファミコン本体と違うのは、「カセットを抜くボタンがないこと」です。
差し込んだカセットは、手で引き抜かなければいけません。
PCの組み立てで端子を抜き差しするのに似た感じではありますが、カセットが古いと端子ごとすっぽ抜けることもあるそうなので、日に焼けてガタガタになったソフトはクリーニングしたり、ちょっと手間がかかりそうですね。
スーパーファミコンと違って、ぐっと奥まで刺さる感じはなく、結構浅いところで止まりました。
カセット本体より差し込み穴が結構大きく、カセットが前後に揺れたりするので不安ですが、これの理由は分かります。
スーファミソフトは、ソフトによってマジで大きさが違うことがあったんだよ…!!!
もう何か色々と懐かしくて、思春期までだいぶ気持ちが戻っていきます。
スイッチオン
電源が見当たらなかったのですが、後ろの方にぽちっと小さい電源マークのついたボタンを見つけました。
思考が思春期に戻ったので、大きなスライドスイッチを想像してしまっていましたが、そうだね、最近のゲーム機は大体こんな感じの電源だね…と急に現実に引き戻されます。
というわけで、スイッチオン。
私が思春期を捧げたゲームソフトは多数あるのですが、ダントツで「クロノトリガー」かな、と。
名作なので移植はたくさんされているのですが、気にくわないのは、このOPを変なアニメーションに差し替えたことです。
PS版以降の移植はOPアニメーションが全部入っていて、私が全力で愛したこのドット絵のOPがどこにも残されていないことで、私の「クロノトリガー」はSFCカセット一択なんですよね。
この画面と音楽で、思春期に色んなゲームをやっていたことがぶわっと甦って、一瞬、涙が零れました。
ほんっと…ほんとコレだわ…
何というか、PS以降からゲームの世界に入った今の若い人や、思春期にゲームに入れ込んだ思い出のない人には、スーパーファミコンの2Dドット絵とか、画面のクオリティが低くて「何じゃコリャ」って感じると思うんですよ。
正直、今のスマホとかより画素数悪いと思いますし。
でも何て言うのか、世代的に「今」のゲームの根本がここにあるんですよね。
私と同年代からもうちょっと上の人って、今、ゲーム開発の中心人物だったり責任者だったりって年代なので、ここを通って行った人もたくさんいると思います。
因みに起動時はいわゆるハイビジョンじゃない、古いドラマやアニメのような両端の切れた画面ですが、本体設定でフル画面にしたり、画質を上げることが可能です。
フル画面にしたところ。
最初はコントローラーの設定がちゃんとなっていないのと、あと、実はUSB接続でPS4やSwitchのプロコンなどのコントローラーなんかも使用出来るようなので、最初に画面やコントローラーの設定をした方が良いですね。
まとめ
ファミコン・スーパーファミコン世代の方は、思春期や青春が甦るという意味で、レトロフリークを全力でオススメします。
平成ももう終わるので、自分の子どもの頃のゲーム振り返るの良いですよ…
ぶっちゃけ、新作買うよりコスパもめっちゃ良いです。
スーパーファミコンのカセットは、基本が1万円とかなり高かったこともあり、また、ものすごい本数が出ていたので、子どもの頃の未プレイソフトを中古ショップで探すのも楽しめると思います。
私はこれからDQシリーズとワンダープロジェクトやります。
噂では64ソフトのアダプターも出る、と言われていますので、発売されたら絶対買います…
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。