今回は、グッドスマイルオンラインで受注生産された「ねんどろいどどーる」が届きましたので、レビューしたいと思います。
そして自作で「オビツろいど」を楽しんでいた方向けに、オビツ11ボディとの比較についても書いていきます。
こちらは、ドールに近い可動式フィギュア素体のレビュー記事になります。
首のないフィギュア素体や、服を身につけていない素体の写真が苦手な方は、閲覧をご遠慮下さい。
因みに私はグッドスマイルカンパニーの受注分を購入しました。
現在手に入れる方法は、ねんどろいどどーるのオリジナルキャラクターのものを、在庫のあるお店で購入するのが最速です。
現在、公式ショップ、ホビーショップを含め、ピーチ(普通肌)、シナモン(浅黒い肌)、クリーム(白い肌)の3種のボディの予約が行われています。
5月発売のものですが、欲しい方は早めに予約しましょう。
通販ホビーショップなら、「キャラ&ホビー格安あみあみ」さんがおすすめです。
送料はかかりますが、グッズやゲームの取り扱いも多く、安くてまとめ買いがしやすいので、私も長年使っています。
「ねんどろいどどーる」について
「ねんどろいどどーる」について、分かっている方は読み飛ばして下さい。
グッドスマイルカンパニーより発売されている「ねんどろいど」は、いわゆる可動式のフィギュアで、主に多種多様な作品のキャラクターごとに販売されています。
基本的には衣服についても、PVC・ABSといった、まあ、もうフィギュアが分からない方も分かるように書くと、ひとまとめにプラスチックのような素材で出来ています。
「ねんどろいど」は、販売初期は女性キャラクターが企画されることが多かったのですが、男性キャラクターも販売されるにつれ、オタク女子の人気も上がって来ており、最近では実写映画のキャラクター(主に三代目など)もフィギュアとして発売されています。
そして、女子に可動式のフィギュア……となると、そう、根強い子どもの頃からのリカちゃん文化がありますよね。
一部のオタク女子は、「オビツ11」という他社の可動式のフィギュア素体と「ねんどろいど」を組み合わせ、「オビツろいど」という可動式のフィギュアを作り、衣服を自分で手芸で作ったり、同好のファンの方から譲って貰ったりと、いわゆる非公式に楽しんでいたわけです。
因みにこの「オビツ」は、色々な大きさのフィギュア素体を作っており、リカちゃん人形もこちらの素体にして可動域を増やして着せ替えを楽しむ方も多くいらっしゃいます。
長い間そういう状態が続いていたのですが、ねんどろいどの公式メーカーであるグッドスマイルカンパニーは、ついに「ねんどろいどにぴったりなフィギュア素体」を発売するにいたりました。
それが「ねんどろいどどーる」です。
「ねんどろいどどーる」と「オビツ11」の違いや比較
受注だったので少し時間はかかりましたが、先日、やっと届きました。
「ねんどろいどどーる」アーキタイプのレビュー
一応、全種類購入しました。
男の子の通常肌とシナモン肌、女の子の通常肌の3種です。
比較のため、基本の写真はシナモン肌にしています。
また、シナモン肌に関してはオリジナルキャラクターが今のところいませんので、ボディの受注予約がある時に注文した方がよさそうです。
箱に入っているのは、本体(首の球つき)、ハンドパーツ(グー・チョキ・パー)、台座、固定具、首の長さを変えるために元の顔パーツと組み替えるパーツ、です。
因みに男女の違いですが、女の子の方が腰回りがかなりふっくらと丸い感じですね。
詳細は後述しますが、女の子ボディはオビツ11サイズの洋服を共用するのは難しめかもしれません。
「ねんどろいどどーる」「オビツ11」の違いと比較写真
まずぱっと見て分かるのは、身長のサイズですね。
「オビツ11」の方が全体的に身長は高く、足もかなり長めです。
これについては、手持ちのオビツ11サイズの洋服を試しましたが、ズボン系は足元がだぶついたりして、ほとんど綺麗に履くことが出来ませんでした。
次に腰回りです。
男の子でも、オビツ11の方が細身です。
オビツ11サイズの洋服に関しては、多少着せにくくはありましたが、伸縮性のある素材のものや、デニムなどでも少しだけ余裕があれば「着せられない」ということはありませんでした。
しかしこの点から、より腰回りのふっくらした女の子ボディには、オビツ11サイズのタイトな洋服は着せられないのではないかと思います。
そして、特筆すべきは足のサイズです。
小っっさ!!!!
ドール用の最小サイズの靴と比べてもこんな感じで、履かせると写真上の違和感はあまりありませんが、中でがっさがさ動くので、自立がちょっと難しい状況ですね。
中に上手いこと詰め物をした方が良いかもしれません。
次に、同じ洋服を着せた時のサイズ感の比較写真になります。
分かりにくいのですが、ズボンの足下のだぶつき感があるのと、あとは「オビツ11」に慣れた方特有だとは思うのですが、首はちょっと短く感じますね。
「ねんどろいどどーる」の個人的なおすすめ点やマイナス点
まずは首がカッチリはまる!というのが個人的に一番感動しました。
公式商品なので当たり前なのですが…
「オビツろいど」の首はちょっと緩くなりがちで、写真も上手く撮らないと細かったり長かったり違和感のある写真になっていましたからね。
あとは、ホールド力がオビツボディとは段違いで、人によっては「ちょっと固いなあ」という風に感じるレベルだと思います。
その分、何かものを持たせても多少は保持してくれますし、オビツボディのように簡単に腕や足がすっぽ抜けることは少なめです。
ただ「パーツが固くて抜けないー!」という表裏一体の面もあります。
また、ホールド力は高いですが、オビツボディと比べると可動域が少なく、「肘・膝・手首」は球体がないため、オビツほど自由なポージングが難しいとは思います。
そして、これは本当に個人差があると思うのですが、比較すると「オビツ11」の方が頭身が高く、「ねんどろいどどーる」は子ども体型という印象です。
特に、今まで「オビツろいど」を楽しんでいて、洋服も揃えていて、写真の撮り方や扱いも慣れている…という方にはあまり強くおすすめ出来ない感じはします。
「オビツ11」の方が、印象としては「カッコ良い」からです。
洋服もスーツなどのカッチリした洋服を揃えている方は、そのまま流用出来ないと思いますので、しばらくは素体をW使いして、TPOや着せる洋服に合わせて素体を使用していくのがおすすめですね。
まとめ
私は可動フィギュアやドールを購入する時に、素体の比較をたくさん探してしまうので、今回書いてみました。
「ねんどろいど」は顔メーカーなども出て来ていて、色々な可能性が広がっている可動フィギュアなので、もっと楽しみが広がるといいなと思っています。
ねんどろいど改造記事も書いたので、参考までにどうぞ。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。