今回はハワイでダイビング体験をした後、私に起こった悲劇について書いていきます。完治した今も後遺症かな?と思われる症状が出ていますので、ちゃんと治療しましょう!
ダイビング中と、その後に起こったこと
まずはこちらの記事をどうぞ。
異変が起こったのは、「ロープをつたって海底に潜っていく」時でした。
片耳の奥にものすごい痛みが走ったのです。
ロープの途中で鼻をつまんで鼻から息を吐く、いわゆる「耳抜き」をしましたが、あまりマシにはなりません。
ただ、潜るところの大きな恐怖を克服してハイになっていたのと、後ろから別の組の人が来るから早く降りなきゃ、という焦りで痛いのを我慢して、急いで海底に降りてしまいました。
上から順に人が降りてくる間は待機時間だったので、ずっと鼻をつまんで鼻から息を吐いていましたが、耳は痛いままです。
今考えるとそりゃそうなんですよ、「降りていく過程で順に慣らすようにやっていかなきゃいけないこと」を、一番最後にやってるんですからね。
そしたらね、しばらくしたら耳の奥で「コッコッ」て軽い音がして、耳が痛くなくなったんです…(稲川淳二さん風に)
今考えるとめっちゃ怖いんですが、その時の私は「あっ、やっぱ人体ってすっげえ、ちゃんと適応してくれたわ!」などと呑気なことを考えてたんですよ。
そしてダイビング後に「何か片耳から水が抜けないな~」と思いながら、ハワイのショッピングをしたりご飯を食べたりしてホテルに帰りました。
翌日、朝起きても水が抜けていないような、耳の奥が詰まったような状態で「深いところに潜ったからかな~?」などと思っていたのですが、片耳だけが何だか妙に聞こえにくいんですよね。朝市などに行ったのですが、片耳が聞こえないと疲労感が強くて昼からホテルで寝ていました…
2日間も同じ状況で、ちょっとおかしいな?と思いながらスマホで調べたところ、ダイビングで中耳炎になるというのを見て初めて、ひょっとして自分に何かが起こっているのでは?と考えたのです。
帰国後にすぐ耳鼻科へ。診断結果は…
飛行機では何とか大丈夫でしたが、帰国してすぐ耳鼻科へ行きました。行った時期がお盆とかでなくて良かったです…
先生は耳を見て「あー、中耳炎になってるわ」と一瞬で言いました。
何ら悩むこともなく一瞬で!?と思ったのですが、耳の写真を見せられて、もう素人目で見て分かるくらい完全に青紫色になっており、「うん、破裂してる」という先生の言葉が怖くて「何が?」という詳細を聞くことが出来ませんでした…。
一生このままだったらどうしよう…手術とか必要なのかな…と思ったのですが、服薬だけで治療可能という事で現代医学ってすげえ!と思いました。
基本的に耳の中の方を痛めていて、膿も出ている状況なので、抗生物質などが主な薬でした。「水が入った」と思っていた耳の中の水は、体内から出たリンパ液が溜まっているという説明でした。
しかし私の場合は、まだ運が良かったんだと思います。鼓膜は無事だったので…リンパ液ありがとう…!
前知識は全くなかったので分からなかったのですが、耳鼻科の先生には「鼻が悪い時はダイビングは絶対やったらいかんよ」と言われました。
少し難しいですが、参考にこちらをどうぞ(私が治療に通った病院ではありません)
私はアレルギー性鼻炎がある上、鼻腔の中も非常に狭い(胃カメラ入れた時に言われました)ため、鼻をつまんで耳抜きなんか出来る人間ではなかったのです…
服薬と通院のみではありましたが、完治に3週間程度かかりました。
耳鼻科の先生いわく、「耳には中にいくつか部屋のようなものがあり、上から順番に膿が抜けて、一番下の今見えてる腫れがなくなれば完治」とのことでした。
今後、ダイビングをするためには鼻の治療をしてから行うようにするか、別の耳抜きの方法を会得するしかないようです。
そもそも耳抜きとは?
簡単な理論としてなのですが、要は「気圧変化」に対応するための方法で、空の上でも海の底でも行う必要があるようです。
耳の中の鼓膜などが、気圧変化で凸状になったり凹状になってしまうため、正常に戻すための方法で、そのままにして高度を増したり海底に進み続けると、凸凹はその方向に引っ張られ続けます……
怖い!!
自分の耳が無事だったことに感謝しかありません。何が「人体ってちゃんとしてくれるんだな~」だよ!っていう。
皆様は本当にご注意くださいね。
後遺症の可能性?「気象病」について
実は最近気づいたのですが、「潜水性中耳炎」になったことによって、私の体に一つ変化が起こりました。
天候の変化に異様に弱くなったのです。
実際のところ天候というよりは気圧の変化なのだと思いますが、大きな台風が来るとめまいと体の怠さで動けなくなったり、季節の変わり目の急な雨への天候変化の前に、耳鳴りや頭痛が起こるようになりました。
これまでの人生で一度もそんなことはなかったのに、社会生活に少し支障が出ている、こういう状況になってしまっており、今は「うつ病」の診断で休職中。
全てがこの「潜水性中耳炎」のせいではないと思いますが、先日TVで「気象病」についての放送があり、内耳が関係しているという話を見て、「これが原因かも?」と思い当たりました。
そう、私の耳は何かが「破裂した」のです。怖くて「何が?」とは聞けませんでしたが!
内耳は人によって強弱があり、色々なことで変化していくようなので、今後もこれがずっと続くのかは分かりません。乗り物酔いは相変わらずあまりしない体質ではありますし、台風でも天気予報で「低気圧の化け物」というレベルのものでなければ大丈夫です。
ただ後遺症とまでは言えずとも、自分自身に多少の体質変化はあったのだろうと思います。
まとめ
ハワイで自分の異常に気付いた時、この「潜水性中耳炎」という名称にたどり着くまでにめちゃくちゃ調べました。全然出て来なくて、体験談として「ダイビングのインストラクターも良くなるらしくて、聞いたら放置して大丈夫と言ってた」という内容などが出て来るばかりでしたので、自分の体験談として書いておきます。
同じ状況になった方の不安を少しでも和らげることが出来れば幸いです。
ちゃんと病院へ行って下さいね!
ここまでお読み頂いて、ありがとうございました!
アイキャッチの写真素材はこちらのサイトからお借りしました。