今回は私が2017年の7月にハワイ旅行で初のダイビングに挑戦した内容を書いていきたいと思います。
これから夏に向けて初めてダイビングに挑戦してみようかな?と思っている方の参考になれば幸いです。
ハワイ旅行で初めてダイビングをしようと思った理由
結論から言うと、私自身がやっておいて何ですが、初めての方は絶っっ対に国内で一度やっておいた方が良いですよ!
ライセンスを持つ家族から誘われた
私の妹は数か国語が話せて、おまけにダイビングの一番ランクが上のライセンスを持っています…詳細は省きますが、とある国内の南の島に住んでいたことがあり、遊ぶところが海しかないぜ!という状況でライセンスを取得したようです。
私自身はダイビングを経験してみたいと思いつつも、時間もとれない状況で、夏に家族でハワイ旅行へ行くことになった時に、「ハワイで一度潜ってみたい」という妹と意見が一致し、私の初ダイビング体験はハワイとなりました。
妹は日本語の出来る方の体験ツアーを探してくれて、ライセンスを持っているためウェットスーツやゴーグルの他、必要な道具がレンタル出来るかなど、完璧に手配をしてくれました。
ハワイの海は綺麗で素敵!というイメージがあった
これは初心者なら誰もが思うことだと思いますが、正しくはありません。
ダイビングは基本的に船で沖に出て底の方に潜るため、海の表面上の透明感などはあまり関係がないようです。
潜る場所の違いとしては、海の生き物の多い・少ないと、見える風景の違いが大きいようです。岩の多い場所や、珊瑚があったり、遠浅のように白い砂がずっと続いているところ、遺跡があるところなど、海の中でも風景の違いが大きいようで、国内でも素敵なダイビングスポットは山ほどあります。
実は海の透明度は水温で左右されるそうで、水温の高い8月~9月だとハワイの海でも濁って何も見えないこともあるそうなので、一概に「海外の綺麗な海の方が良い!」ということではないようです。
一つ注意点があるとすれば、天気や状況によっては海の中が暗いということ。その点は透明度の高い海の方が良いと思います。
初心者、初のダイビング体験へGO!
参加したツアーは個人数人でやられている方で、経験も非常に豊富な方たちのようで安心感はありました。ライセンス必須ですが沈没船のダイビングツアーなどもされているそうです。
妹は誘われていましたが、「屋根のあるところのダイビングは絶対にしない」と言いながら断っていましたw
トラブル!妹の「リトルブロークン」で救われる
ウェットスーツを着込み、船で海上に出てエアボンベの説明をされます。が、何か上手く…咥えられないなあ?と思っていました。
妹に「何かおかしい、噛めない」って見せたら「やばい、壊れてる」と言って、ツアーの方に事情を説明。すると、一緒に参加していたアメリカ系のファミリーの方々の方もいくつか同じように壊れていて、うおおおい!初心者、壊れてることとかわからんから!!海外クオリティやっべえなこれ!
妹がダイビングほぼプロで良かった!英語が出来て良かった!「リトルブロークン」とかカッコ良過ぎる!
どうやら壊れているものが多過ぎて道具が足りなくなってしまったようで、一旦陸に戻りました。
実際のところ、ボンベは口に咥える部分は2本ついていて、何かあった時にはちゃんと同行者が助けられるようになっています。
潜り方の説明と注意点
底に降りるためのロープを張っているポイントがあり、海に入ってからロープを伝って底に降り、一定の位置でボンベと繋がっている救命胴衣のようなベストの空気を抜くように説明されました。
そして途中で絶対に鼻をつまんで息を出して、耳抜きをするように、とも。
実際にそこにたどり着いてからも大変だったのですが、私はこの「耳抜き」で大失敗をしました。
その件はこちらに詳しく記事を書いていますので、是非読んで頂きたいと思います。
耳抜きは水中の降りていく途中で、何度でも何度でもやって下さい。耳が痛くなったらそれ以上は絶対に潜らずに、痛くなくなるまで耳抜きをして下さい。
国内のツアーはこのあたりをかなり詳細に説明されるそうで、私の場合も「ものすごく大事だから必ずやって!」とは説明してもらいました。
ただ1回で大丈夫と思っていたんですよね…大体は1回で良いそうですし。でも、他の大勢の方と自分自身の体調を含めた状況が必ずしも一致するとは限りませんので、気を付けて下さいね。
鼻の状態が悪いと上手く空気が耳に送れず、しっかりと耳抜きが出来ないことがあるようです…
「潜る」というすさまじい恐怖を体験
大前提として、私は泳ぎが得意です。オリンピック選手を輩出しているスクールに小学生の頃に通っていて、泳ぎはみっちりやって来ました。今も普通に泳げます。
そのため、船から足がつかない海に入るのも全く怖くはなかったです。
ただ、問題はそこからです。
「潜る」のが、本当に怖くてしょうがないんですよ。
浮いているのは全然怖くないのですが、ロープをつたって「降りていく」のが怖くて怖くて、そこだけ異様に「死ぬ」という恐怖が這い上がって来るという状況です。
船のロープに掴まったまま固まってしまい、「落ち着いて、潜れるから」と言われましたし、妹はもう底で座って待っています。(透明度が高く、何度も潜るから見えてる)
しかし何度挑戦しても恐怖に耐えられず、中途半端なところで水上に上がってしまいます。
もう一組の方々は泳ぐの自体が得意でない方が1人いたようで、ツアーの方はそちらの方の様子を見に行ってしまいました。
私は1人で浮いたまま、何故こんなにも怖いのかを考えました。
「ああ、そう…『息継ぎをしなきゃいけない』が体に染み込んでるからかも」
そうなんです。泳ぎが得意なだけに、息継ぎをどのタイミングでするのかは、体が自然にやってしまうんですよね。
そこで私は口に咥えたエアボンベの口を噛みしめながら、
「これがあるから水中で息は出来るんだ…問題ない、水中で息は出来る…!!」
と自己暗示をかけるという方法に出ました。
そして再度潜り、毎回恐怖を感じる地点で止まり、深呼吸してみました。恐怖がすーっとなくなりました。
「よっしゃあ!いける!!」
一生懸命ロープをつたって底までたどり着くと、待っていた妹が完全に忘れていたベストの空気を抜いたりと世話を焼いてくれましたw
ここで実はある問題が私に起こっていたのですが、それについての詳細はこちらの記事をご覧ください…
ダイビングは潜ってからがすごく楽しい
潜ってしまえば息も普通に出来ますし、必死に泳がなくても足にフィンをつけているのでスイスイ進みますし、天気も良くて海中も明るかったです。
岩場の多いポイントで、ウニがすごくたくさん落ちていました。また岩場の陰に小さかったですがサメがいて、めちゃくちゃびっくりしました…!
そして感動したのが、岩場でウミガメが2匹も休んでいて、すっごく間近で見られたことです。(ハワイはウミガメに触るのは法律違反なので、触ってはいけません)
妹も沖縄の方で泳いでいるのは見たことがあるけど、底で止まって休んでいるのは初めてだと言っていました。
珊瑚などはあまりなく、生き物が多いポイントでした。運が良ければイルカと泳げるポイントだそうです。残念ながらその時はいませんでしたが…
ツアーの方が写真もたくさん撮ってくれましたので、すごく楽しい思い出になりました。
ダイビングの感想・まとめ
全体的な感想は、本当に楽しかったですし、機会があればまたやりたいです。珊瑚は沖縄の方が綺麗に見られることが多いようなので、是非行ってみたいですね。
初心者の注意点としては、
- 耳抜きは必ず、耳が痛ければ何度もする
- 命に関わる可能性もあるので、わからないことはしっかりと聞く
- 天候や波が怪しかったり、怖い・疲れていたりする場合は、絶対に無理はしない・潜らないことも大事
- 船は小さいものが多いので酔い止め必須
ダイビングは実際に行ってみて「怖い」ということで潜れない方も多いようです。
私のようにいきなりハワイでやる方も稀でしょうが、注意点は守りつつも、潜ってみるとすごく楽しめますよ。
これからの季節に楽しめるレジャーなので、参考にして頂ければ幸いです。
ここまでお読み頂いて、ありがとうございました!
アイキャッチの写真素材はこちらのサイトからお借りしました。