お金にまつわる話

カードのブラックリスト?指定信用情報機関とは?

HELLO、はるかに(@sun-crab)です。

今回は、

カードやローンを申し込んでも審査に通らない!
自分はブラックリストに載ってしまったの?

などなど、一般の方には謎が多くて「ブラックリスト」とも言われている「指定信用機関」の情報について書いていきます。

指定信用情報機関って何?

多くの方が勘違いされていたり、ネット上に書かれていることを信じてしまっている感じなのですが、指定信用情報機関はいわゆる「ブラックリストを作る会社」ではありません。

ただし、自分のせいで恐怖のブラックリスト情報になることもあります。

あまり読んだことはないかもしれませんが、実は「指定信用情報機関」については、契約書や規約の最後の方に記載されているんです。

各社の文面を全て読んだわけではありませんが、基本的には「あなたの情報は指定信用機関に提供しますよ」ということが書かれています。

これに同意しなくては、基本的に金融関連の契約を結ぶことは出来ません。

各社からの情報提供で成り立つ情報機関=データバンク

指定信用情報機関には、いくつか種類がありますが、私の知っているものをご紹介します。

上記の2つになります。

実は、この会社は自分たちで積極的に情報を収集しているわけではありません。

ローン契約を提供する会社や貸金業を行う会社が、この機関に「加盟会員」として登録をして、契約情報を提供しているんです。

どういうことかというと、「割賦販売法」や「貸金業法」という法律が厳しくなったことで、金融関連の会社は他社の情報も確認して、自社の審査をしなくてはいけなくなったのです。

しかし星の数ほどある業界各社に、「この人は契約していますか?」と聞いて回るわけにもいきませんし、契約のない無関係な会社に情報を見せながら確認した瞬間に個人情報の漏洩になってしまいますよね。

そこで業界各社が共同で「指定信用情報機関」を立ち上げたのです。

つまり、

「自社で結んだ契約内容をここに提供し登録する」

「他社で結んだ契約内容を確認することが出来る」

というデータバンクのようなものを協力して作ることで、自分の会社の審査を円滑に行うことが出来るようにしたのです。

どういう情報が登録されている?

恐らくは、皆さんが思う以上の情報が登録されています。網羅というわけにはいきませんが、私が見ていた情報の一例を載せますね。

指定信用情報機関に登録されている情報の一例
  • ローンやカードを申し込んだ情報、それに通ったか落ちたか
  • 契約内容:カード限度額やローンならいくら借りたかなど
  • 契約の状況:延滞情報、毎月いくら支払っているか、残高はいくらあるのか
  • 破産や債務整理などを行っているか
  • 似たような情報がないか:名前の漢字をわざと変えている、住所が違うなど
  • その他、本人から申告された情報など

情報内容はざっとこんな感じです。

こういった内容が契約ごとに見られるのですが、記載されている契約は多岐にわたります。

  • ローンの契約内容:住宅、車、リフォーム、家電、携帯電話、エステ、など…
  • クレジットカード・ローンカードの契約内容
  • 事業を行っている方の機器のリース契約

特に家電や携帯電話のローンはあまり意識がないのではないでしょうか。

そして、この情報には保管期間がある程度決まっています。

申し込みの情報だけなら約3か月~6か月程度。

延滞情報は2年~5年程度。(私が見ていたのは、およそ24か月分でした)

延滞を続けたり払えない状況になって、「異動情報」という、いわゆる「こいつは酷い!」というレッテルを貼られた情報は完済から5年です。

これは実は「最長で」という前置きがつきますので、実は期間経過の前に消えている場合もあります。

異動情報については、後半で説明していきますね。

指定信用情報機関の情報は、審査ではどうなるのか?

これは非常に難しい問題になります。

何故なら、この情報を見てどう判断するかは各社の基準、もっといえば審査担当者個人の判断に委ねられる…といっても過言ではありません。

そのため、ここでは「審査上マイナスになる情報」の一例を紹介していきます。

申し込み情報が多い!

ローンやカードの申し込みをした情報が、指定信用情報機関に保管される期間は約3か月~6か月程度です。

期間については、情報を提供した会社や登録方法によりますので、はっきりとはわかりません。

この期間内の分は、契約した情報も、審査に落ちた情報もどちらも載っています。

契約の種類にはよりますが、短期間にカードローンとクレジットカードを4~5件以上申し込んでいる情報を見た時、「あ、何かこの人はお金に困ってるんだな」という印象を持ちますね。

詳細な理由は分かりませんし、諸事情もあるのでしょう。

ただ、審査担当が見るのはあくまで数値のみです。

これをどう審査に反映させるかは各社、各担当者それぞれですが、あまりプラスの印象にはなりません。

あまり短期間に、色んなクレジットカードやローンを申し込むのは避けた方が良いです。

支払いの延滞が多い!

これはもう当たり前といえば当たり前でしょうか…

組みやすいローン、契約しやすいクレジットカードの場合はある程度、容赦はして貰えます。

ただしクレジットカードの申し込み審査の場合は、審査を通ったとしても限度額を極端に低くされたり、キャッシング枠をつけてもらえない場合も多いです。

住宅ローンをはじめ、銀行系列の会社ではこの延滞を非常に厳しく見る傾向があります。

余談ですが、契約内容をじっくり眺めると「別のところで借りて延滞を解消している…というのを毎月繰り返してるな…」という、自転車操業的なものに気付くこともあります。

実は、指定情報機関の情報が酷くても、自社の状況に問題がなければ大丈夫!という場合もありますので、各社の捉え方は様々ですが、延滞情報はマイナスにしかなりません。

リボ払いなどを上手く使って、延滞はなるべくしないようにして下さいね。

私が見た「これはヒドイ…」という内容は、携帯電話の延滞です。

非常に良い会社にお勤めで、その他の契約は全てきちんと支払っておられ、その携帯電話の延滞状況が異常なのは、ぱっと見てわかりました。

恐らくは携帯の家族契約の中で、ご自身以外の方が機種代金を延滞しているのだと思います。

でも、それはただの想像。

審査上はご本人の延滞情報として捉えさせて頂かなくてはいけません…

こういうことも多々ありますので、ご注意下さいね。

各社のクレジットカードの限度額が多い!

これは「プラスの情報」になる時と、「マイナスの情報」になる時があります。

どういうこと?と思われるかもしれませんが、審査上はあくまで情報を見ているだけで、判断は会社や契約の内容によるということがよくわかる情報ですね。

プラスになる場合

各社の限度額が多く、そのどれもが延滞もなくしっかりと支払っている場合、クレジットカード契約の会社にとっては基本的にプラスの情報に捉えます。

どんどん限度額を大きくして、うちの会社でたくさん使って欲しい!というのが、手数料商売を行っている会社の本音なのです。

マイナスになる場合

クレジットカードの限度額が大きいということは、「いつでも本人の好きなタイミングでその分だけ残高が増える可能性がある」という事なんですね。

どういうことかというと、

  • 限度額が100万円のクレジットカードが1枚
  • 限度額が50万円のクレジットカードが2枚
  • 限度額が30万円のクレジットカードが2枚

上記のクレジットカード、合計5枚を所持しているとします。これくらいなら、30~50代で普通に生きてきたサラリーマンの方なら、持っている方も多いかと思います。

カードを作ったけれど利用しておらず、残高はない状態です。

しかしこの方は言い換えると「260万円の借金がいつでも可能」という状態なのです。

この場合、限度額がショッピング枠でもキャッシング枠でもあまり関係はありません。

これをマイナスと捉えるのが住宅ローンの審査です。

住宅ローンというものは、一般的に金額が大きく支払い期間も長期にわたるものです。

そのため住宅ローンの審査は非常に厳しく、年収から年間の支払い額の上限を割り出す過程で、この「カードの限度額」がマイナスと捉えられてしまうのです。

借り入れたい、と依頼されている金額を満額貸すことが出来なくなる場合があるためです。

今まで延滞をしたこともなく、どうして住宅ローンに通らないのかわからないという方は、このあたりを疑ってみた方が良いかもしれません。

カードを解約しても、審査をする上で「解約証明書」などの提出を求められる場合もあります。

最近はシステムでの機械審査も多いのですが、人の目で見ると意外としっかりと審査をしているんですね。

よくCMのうたい文句としてある「最短●時間で審査!」というのはシステムの機械的な審査で、ご本人の借り入れ状況やクレジットカードのグレード、契約の内容や貸し付ける金額などによって、審査はかなり複雑になります。

インビテーション(招待制のクレジットカード)案件だと、たまに何か起こった時に「そっちから招待したのに審査に時間かかり過ぎ」と言われちゃうこともあります…

はるかに
はるかに
ももも申し訳ございません!(何で1ヶ月もかかってんの~!?)

何かのついでに言われちゃうクレームが一番心に刺さります…

私の経験ですが、メインで使っていたカードが新卒すぐの時に作ったもので、限度額が低かったので限度額を少しだけ上げて貰ったことがありました。

すると、頼んでもいないのに自社で所持しているカードの限度額を、年収の半分以上に上げられました。おい、ちょっと待って。

更に他の数社からも急に「限度額を上げました!」という通知が届き始め、最終的に最初に限度額を上げて貰った会社から「もう一回上げたからね!」と通知が届いたのです。

審査担当としての私の本音は「余計なことしなくていい」でした…

自分はそんなに使わないのに、クレジットカードに大きな限度額を所持することは、万が一の悪用の時にその金額まで利用される可能性が高まるということでもあります。

不要なカードや大きな限度額、たまに見直して整理するのも大事ですよ~

 残高が多い!

こちらもプラスとマイナス、どちらにも捉えられます。

どういうことかといいますと、ちょっとした例で説明しますね。

残高が合計100万円ある場合

プラス:毎月100万円を返済、毎月一瞬だけ残高は0円になるが、すぐに新しく100万円を借り入れている

マイナス:毎月1万円を返済、毎月一瞬だけ残高は99万円になるが、すぐに新しく1万円を借り入れている

いかがでしょうか。

毎月100万円借りて返済している方は、確かにお金を借りる事情はあるでしょうが、返済出来る100万円が毎月収入としてあるということですよね。

他のところで借りて返済しているという場合は、他の契約情報を見ればわかりますので、残高の合計は200万になっているはずなのです。

毎月1万円を返済して新しく借り入れしている方は、ご事情はあるかもしれませんが毎月1万円しか返済出来ないんだな…と、審査上はあまり良い方向には捉えることは出来ないのです。

かなり以前ではあるのですが、「総量規制」の審査でこれに引っかかる方が割といました。

毎月高額を借り入れ、すぐに引き落としで返済されている方です。

キャッシングが停止したり再開されたりが非常に頻繁で、使えないタイミングがあるのが不服とのことでした。その方いわく、

「口座から現金を引き出すのに銀行ATMを探すのが面倒なので、現金が欲しい時はカードで好きなところで出す方が、手間がなくて良い!カードも財布に一枚で済むし!」

とのことです。

今はコンビニATMも増えて色んな銀行と提携していますが、裕福な方は本当にお忙しい方も多く、手数料や利息を「便利に使えるんだからOK!」とされる方もいるのだと勉強になりました。

私は手数料からお給料を貰っている立場の人間ですが、手数料は節約派です…

総量規制については、「キャッシングが使えない?総量規制?審査に通るコツ!」で審査内容などを詳しく説明していますので、よろしければどうぞ~

キャッシングが使えない?総量規制?審査に通るコツ!HELLO、はるかに(@sun-crab)です。 今回はお金を借りたい人にとって、是非知っておきたい「総量規制」という法律について...

いわゆるブラックリスト?「異動情報」とは?

皆様が一番気になる情報だと思いますが、端的に申し上げると、この情報は程度にはよりますがどの会社でもマイナス情報として捉える情報になります。

指定信用情報機関の情報を見た時に、これが入った契約を見つけてしまうと…

  • 申し込みの時の初期審査では、問答無用で拒否される可能性が高い
  • 既に契約をしているクレジットカードでも、不利益な措置をとられてしまう場合もある

という感じになってしまいます…

ここでいう不利益な措置とは、クレジットカードの機能の一部に制限を入れられてしまったり、限度額を急に大きく下げられてしまったり、有効期限が来ても更新をしてもらえない…ということがあります。

更にグレードの高いクレジットカードの場合は、契約を急に取り消されたりするという噂もありました(あくまで業界内の噂です…)

実際のところ「異動」という情報はマイナスにしかならない!としか申し上げられませんので、次で「どういうことをすると異動情報になるのか」という事を説明していきます。

何をやったらブラックリストに載る?「異動情報」とは?

いわゆる皆さんが「ブラックリスト」と呼ぶのは、この異動情報のことだと思います。

とはいえ、この情報だけがリスト化されるのではなく、これまで説明した中の個人の契約情報の一覧の中に「この契約がダメになったよ!」と知らせるステッカーが貼られるイメージが一番近いです。

色んな呼び方があり「事故情報」「ネガティブ情報」とも呼ばれます。

「異動情報」は契約ごとにつけられる×印のようなもの

異動情報とは、「この人はダメな人!」というリストになるわけではありません。

個人ごとの契約の一覧の中から「ダメになった契約」につけられるものです。

例えば、「住宅ローン」「携帯の機種代金のローン」「クレジットカード2枚」の契約を持っていたとします。

ここで携帯電話の機種代金の延滞が続いて「異動情報」になったとします。

そうすると、その契約のところだけに「異動情報」や「ネガティブ情報」という文字が付け加えられます。

指定信用機関内での情報の変更点といえば、本当にそれだけなんです。

ただ、それを見た他社で契約しているところの審査担当は、その文字を見つけて非常に敏感に反応する…ということなんですね。

何をやったら「異動情報」になってしまうのか?

実はこれは先に説明した通り、各社が自社基準に当てはめて報告する内容になるんです。

各社協議で概ね基準はありますが、各社の入力した情報に左右されるんですね。

例えば、毎月期日通りに支払っておらず延滞が続いていたとしても、その会社で「支払いがちょっと遅れていても、●日までに遅れた分を支払えば、指定信用情報機関には延滞として報告しない」という場合もあるんですね。

そのため、「これをすると異動情報になる!」とは断言し難い部分があります。

実際、私が見たものを一例として記載しますね。

  • 支払日から1か月以上遅れて支払っている(月を越えて支払っている)
  • 毎月の支払遅れが6か月以上続いている

これを「異動情報として報告すべき延滞」としている会社は多いようです。

  • 破産や債務整理などで支払えなくなってしまった
  • 決められた金額を支払えず、督促担当者と交渉して支払い計画を作って貰った

支払いが滞ってしまって、督促の担当者から「契約を取り消しますね」という話があった場合は、既にその契約が異動情報となっている場合が多いです。

  • 住宅ローンの場合は、たった一度の延滞でアウトになることもある

前述したように住宅ローンは審査が非常に厳しいです。

支払い遅れがあって異動情報になった場合、既に債権が銀行ではなく保証会社の方へいってしまい、担保として家を差し押さえられる…ということも可能性としてあり得ます。

  • 保証人になってあげた人が支払えなくなった

これはあまり馴染みがないかもしれません。

例えば「息子の住宅ローンの保証人になってあげた」ということはよくある話だと思いますが、息子さんが支払えなくなって自分の方に請求が来たので仕方なく貯金を崩して払ってあげた…という場合でも、「異動情報」になってしまうんです。

自分は遅れもなく払ってあげたのになぜ!?と思うかもしれませんが、これは、息子さんが支払えなくなってあなたに請求が来た時点で、契約がダメになってしまったということなので、息子さんとあなた、両方の契約一覧に「異動情報」がつくんです。

ご自身がサラリーマンであればあまり支障はないかもしれませんが、事業をされている方などは、契約内容によっては今後の融資に支障が出る場合もあり得ますので、心を鬼にして「保証会社の手数料を払ってあげて、自分は保証人にはならないでおく」というのも一つの手段です。

異動情報を消すには?

基本的に事実であれば申し出によって消すことは出来ません。

契約終了後に残高を完済して5年経過すれば、異動情報は消えます。

実はこの「完済」というのがくせもので、クレジットカードで何らかの原因で異動情報がついてしまった後、支払って契約を継続した場合、契約が続く限りずっと異動情報が残っている…ということもあります。

「契約している会社が誤った報告をしている」場合は、修正が可能です。

前述したように、指定信用機関の情報は全て「各社からの情報提供で収集したもの」です。

提供はほとんどシステムからシステムへ送られますので、人間がチェックしているわけではありませんが、契約情報の入力は人間が行っていることもあります。

住宅ローンを金融ローンで入力していたり、自分は延滞していないのにシステムの不具合で延滞したような情報になってそのまま提供されてしまう…ということも、ないわけではありません。

2013年にソフトバンクで実際にありました。

ソフトバンクの入金情報の誤登録

(ソフトバンクの公式サイトへ繋がります)

また「ご自身で全く覚えのない情報」は消すことが出来ます。

家族が勝手に保証人としてあなたの名前を書いていたり、同姓同名の他人と間違われて登録される…ということも意外とあったりします。

誤った情報登録であったり、覚えのない情報はご自身の申し出で消したり修正することが出来ます。

基本的には「契約をしている会社への申し出・交渉」になりますので、難しい場合は法律の専門家の方に相談するのも一つの手段です。

本人の申し出の受付も行っています

ここまで読んで頂ければ、「ローンやクレジットカードの契約の時に、契約をする企業は確実にこの指定信用情報機関の情報を見る」ということがお分かり頂けたと思います。

これを利用して、ご自身の申し出を登録することも出来ます。

例えば、

  • 家族が勝手にカードを作ったり、ローン契約を自分の名前でするので困っている
  • 免許証をなくした…拾われてカードやローンの契約を勝手にされたらどうしよう
  • 災害で自宅から避難していて、身分証などもどこにいったか分からない

こういった場合、指定信用情報機関に自分で申し出をしてその情報を登録しておくことで、各社の本人確認を強化出来ます。

CIC「本人申告とは」

(CICの公式サイトへ繋がります)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

指定信用情報機関はただのブラックリストを作る会社ではなく、契約情報の全てが登録されている会社です。

手数料はかかりますが、情報をご自身で開示取得することも出来ますので、活用してみて下さいね。

以上、はるかに(@sun-crab)でした!

ここまでお読み頂いて、ありがとうございました!

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