HELLO、はるかに(@sun-crab)です。
今回は私が普段から愛飲している「紅茶」について書いていきたいと思います。
「絶対に美味しいのはゴールデンルールに則った淹れ方!」と言われる方もいますが、日常の中でのんびりゆったりポットで紅茶を淹れてティータイムが出来る時間は限られています…
そのため、私、はるかにの「時短でも美味しい紅茶の淹れ方」を紹介します。
目次
ゴールデンルールは絶対に守らないとダメ?
紅茶が好き!というと、紅茶缶からリーフティーをポットへ入れて…というイメージを持たれる方も多いと思いますが、基本的には嗜好品の色は強いですが、紅茶は食品です。
ゴールデンルールは、確かに香りや味などが最大限引き出される淹れ方ではあります。
でも時間もないのに、茶葉をポットの中で踊らせてはいられません。洗い物も大変になりますしね。
やはり手軽で便利なのはティーバッグを使う方法です。
ティーバッグは安価で手軽に楽しめるよう、少ない時間で抽出するために細かい茶葉が詰められていることも多く、味がリーフより劣る…というイメージがある方は多いと思います。
少し前まではそういったイメージがありましたが、紅茶の流行によって茶葉も豊富に供給され、良い品質のものがティーバッグに詰められるようになっています。
「リーフティーでゴールデンルールで淹れないと美味しくない!」ということはないのです。
初心者が紅茶を選ぶには、好きな「味」で選ぶ!
最近はカフェなどでも紅茶の種類が増えて来ていますよね。
こだわりのあるお店にいくと、いくつか種類があったりして、あまり紅茶に慣れていない方は、「どう違うの?」と思われた経験があるかもしれません。
そのお店のこだわりにもよるのですが、大きく分けると下記の4つの種類になります。
「茶葉の産地の違い」
「フレーバーの違い」
「茶葉の製法の違い」
「収穫した時期の違い」
紅茶はこれらが混ざって表記されるので、慣れていない方には非常に分かりにくいのですが、実はこれらは内容として指しているのは「味の違い」なんです。
紅茶は全て「カメリア・シネンシス」というツバキ科の茶樹の葉で、中国種・アッサム種・その混合種、という品種の違いはあれど、緑茶やウーロン茶も同じ種類の葉から作られています。
育てられた産地や発酵の度合い、製法によって味や香りは変わり、その後にフルーツやハーブなどのフレーバー(香り)を付けることで、更に味に種類が増えていきます。
このため、紅茶を含めて「お茶」には数百種類を超える味があります。
産地や製法などを気にするのではなく、「この味が好き!」という自分の好みで選ぶのが、紅茶に慣れ親しみ、楽しむ第一歩です。
好きな味の紅茶を見つけるには、紅茶専門店へ行く!
「好きな味を見つけよう!」といわれても、お茶を買っては試し…というのは、ご自身の好みもあるし、金銭的にも厳しい面がありますよね。
私がおすすめする方法は、下記の2つです。
紅茶の種類が豊富なティールームなどで色んな種類を試してみる
紅茶専門店やイベントなどで試飲や試供品を試してみる
紅茶を楽しめるティールーム・ティーサロン
お手軽に美味しいお茶が楽しめる、実際に私が行ったことのあるお店を紹介します。
私が関西在住のため関西近辺のお店になってしまいますが、他の地域にお店のある店舗もありますので、チェックしてみて下さい。
ちょっと敷居が高いところや、お値段がお高いところもありますので、ご自身のお財布と相談してみて下さいね。
紅茶の種類が非常に多く、とっても美味しい紅茶を楽しめます。
本店はパリにあり、お店の構えから敷居は高く感じますが、普通には入れるお店です。ただし、お値段はそれなりにお高いです…
私が以前行ったのは大阪心斎橋BALにあった店舗なのですが、ビルがなくなると同じくしてなくなってしまい、関西近隣ではサロンは神戸だけになってしまいました。
東京にはいくつかサロンがありますので、近隣の方はチェックしてみて下さいね。
茶葉を購入したいだけの場合は、公式通販やギフトショップなどでも取り扱いがありますが、大阪梅田の阪急百貨店に小規模ですが、店舗があります。スタッフさんも親切なので、色々相談することも出来ます。
私はこのお店の「ウェディング・インペリアル」という紅茶が大好きで、いつもこれだけ買いに行っています。非常に甘い香りのミルクティーに合うお茶なので、人を選ぶかもしれませんが…
紅茶の種類も多いのですが、他のドリンクやケーキもとっても美味しいお店です。
1階はケーキや焼き菓子・紅茶を販売しており、2階のサロン利用の場合は、スタッフさんに「2階のサロン利用です」と最初に申し出ておきましょう。
人気のお店なので、待ち時間が発生する場合もあります。
メニューに載っているお茶の説明も分かりやすいので、ケーキも楽しみたい!という人にオススメです。
お値段はお手頃~少しお高めかな?という感じですね。レトロな雰囲気のお店で女性が多めです。
こちらのお店のランチレポも併せてどうぞ!
「Salon de The Alcyon(サロン・ド・テ アルション)のランチレポ。」

こちらは梅田ハービスにあるお店です。
「ムレスナ」というスリランカの紅茶メーカーの専門店です。
「ティーフリー」という「色んな種類の紅茶を少しずつサーブしてくれる」というメニューがあり、色々な種類の紅茶が楽しめますので、とってもオススメです。
土日祝の休日は開店前から行列が出来ますが、平日は空いているので狙い目!
あと、一時期話題になっていた、ムレスナティーの面白い記事を見つけました!
なぜ紅茶の箱に「ジョジョっぽいポエム」を書くの? ムレスナティージャパンの社長に聞いてきた
ちょっとネタっぽい感じもありますが、お茶はとっても美味しいしお値段もお手頃なので、オススメです!
紅茶専門店やイベントで試飲してみる
紅茶といえば、「ルピシア」さんが、お茶を身近な存在にしてくれたお店というイメージがありますね。
非常に種類が多く、リーフティーをお手頃に量り売りしてくれるお店です。
こちらは全てのお茶をいつでも、というわけにはいきませんが、店頭で新作やオススメのお茶の試飲をよく行っています。
売っている茶葉は全て香りを試すことが出来ますし、「こんなお茶が飲みたい」とスタッフさんにお願いすれば、オススメをピックアップして香りのお試しもさせてくれます。
そしてお茶のイベントとして、「ルピシア グラン・マルシェ」を開催しています。
実際に行って来ましたので、「ルピシア「グラン・マルシェ2018」へ行って来ました!」も併せてどうぞ!

ここでは色んなお茶の試飲も出来ますし、限定商品があったり、お茶を会員特別価格で購入出来るお得なイベントです。
入場予約をしておくとお土産も貰えますよ。
入場は会員限定になります。会員登録はルピシアで3,240円以上の購入が必要となるので、ちょっと敷居は高いかもしれませんが、これからお茶を色々楽しんでみたいな~という方は、商品を買って会員登録してみて下さい。
会員登録すると、毎月お試しのお茶が2種類送られて来ます。
お手軽なグッズで好きな時に紅茶を飲む!
好きな茶葉を決めたら、好きな時に飲みたいですよね。
でも「紅茶の淹れ方」と調べると、何だか手間がかかりそうだな…と思ってしまうかもしれません。
ここからは、はるかにが行っている「紅茶を飲む手間を減らす方法」をご紹介します。
茶こし付きのマグカップを使う

こちらは前述した「ルピシア」さんの「モンポット」という商品です。
茶こし部分が金属製のマグカップも多数所持しているのですが、最近はもっぱらこれを使用しています。
茶こしがシリコンなので、電子レンジに気軽にかけられるのが理由です。
チャイを作ったり、冷めた紅茶を温めなおしたりと重宝しています。

こういったものを使うと、マグ1つで紅茶が楽しめます。
上記の写真には普通のリーフティーが入っていますが、これにお湯を注ぎます。

こんな感じで非常に使いやすいように設計されています。
茶こし付きのマグカップのデメリット
こんなに便利で簡単なのに、デメリットがあるの?と思われるかもしれません。
実は、どんな淹れ方をしてもこのデメリットは発生しますので、茶こし付きのマグカップに限ったことではありませんが、分かりやすいところで説明します。
洗うのが面倒
上記写真を見て頂ければ分かるように、紅茶葉は茶こしに張り付いて残ります。
中身を捨ててから洗うことになりますが、どうしても多少の葉は残ります。
金属製の茶こしでもシリコンの茶こしでも同じですが、とにかく水をかけてもとれない。
(シリコンの場合は裏返して洗えるので、その点でもモンポットは優れていますが…)
時には茶こしの目の部分に細かい茶葉が挟まってしまいます。
これはポットで淹れて、普通の茶こしを通してカップに注いでも発生するデメリットです。
茶葉の種類によって起こる、茶葉漏れ
まずはこちらをご覧下さい。

こちらは前述のお茶を入れた時の画像になります。底に少し茶葉が残っているのが分かりますでしょうか?
これをもう少し細かい茶葉でやってみると…

結構残っちゃってますよね。表面にも茶葉が浮いてしまっています。
上のようにフルリーフの茶葉だと少し残るくらいで問題ないレベルなのですが、ここまで残ると飲みにくい上、せっかく茶こしで茶葉を引き上げたのに、残った茶葉が抽出され続けて味が変わってしまうレベルです。
この茶葉は「ルイボスティー」というもので、ダイエットや女性に良いお茶として話題になっているので聞いたことがある方も多いかと思います。
ルイボスティーの茶葉は細かく鋭い棒状の茶葉のため、金属製の茶こしよりも穴の少ない、こういったシリコンの茶こしですら穴から貫通します。
また、「CTC」と呼ばれるミルクティー向きの細かい茶葉を丸めた製法があるのですが、それも丸がほどけると非常に細かい茶葉となり、茶こしから漏れてしまいます。
茶葉の形状は色々とあるので、使える茶葉と使えない茶葉があるのは困りますね。
デメリットを解決して手軽にお茶を楽しむ方法!
上記のデメリットを非常にお手軽かつ低コストに解決し、更にメリットも出る方法があります。
それはこれを使うことです!

ふざけているわけではありません。これは非常に優れたものです。
確かに「紅茶といえば、ポットに茶葉を入れて綺麗なカップに注いで、スコーンを用意して…」という紅茶のイメージから考えると、一気におしゃれなイメージからは遠ざかります。
ですが、はるかには毎日手軽に紅茶を飲むため、これを使っています。
これを使う場合は、茶こし付きのマグカップでなくても構わないのですが、淹れてからお茶パックを取り出す時にお箸などで取り出さないといけないのが面倒なので、茶こし付きのマグカップを使っています。
お茶パックを使うメリット
1.まず使ったマグカップを洗うのが非常に楽です。
パックを摘まんでポイっと捨てた後、普通に洗えば良いのですから。1杯目からすぐ2杯目を飲む場合は、水でささっと洗うだけでもいいんです。
2.茶葉はほとんど漏れない
お茶パックの閉め方が甘いとお湯を注ぐときに漏れちゃったりしますが、ほとんど茶葉が外へ出てくることはありません。
3.保存が出来る
こちらをご覧下さい。


これはIKEAで199円で買える「乾燥食品保存ケース」というものです。
キッチンコーナーに売ってます(サイズはもう少し大きいものもあります)
私は時間のある時にこの紅茶パック、モンポット1杯分を大量生産しています。
ここから取り出してお湯を注ぐだけで、紅茶がすぐ飲めます。
もちろん自分で作らなくても、個包装じゃない大袋入りのティーバックを保存しておくことも出来ます。
また、この方法を採用すると量り売りで茶葉を購入する時に、保存缶などを購入するかどうか迷わなくて良いのです。
限定販売の茶葉は可愛い柄の缶やケースが代金に含まれていますので、お好みで…
私も「パッケージが可愛い」という理由で茶葉を購入しちゃいます。
お茶パックを使うデメリット
もちろんデメリットはあります。
1.まずコストがかかります。1杯1円~2円くらいです。
2.いちいち入れる手間はかかります。
これは洗う手間とどっちをとるかになりますね…
私はお茶パックにスプーンでさっと入れる方が良いなと思っております。
3.香りの繊細さや複雑さはあまり出ない
これは、本当にポットで淹れたりゴールデンルールなどをやってみると分かるのですが、特に良い茶葉だと顕著に違いが出ます。
食品として普通に飲む時には非常に便利ですが、ゆったりと良い香りや味を楽しみたい時には向きません。
そのため、私はブログを書きながら片手間に飲んだり、毎日普通に飲みたい茶葉はこういった方法をとり、ゆったりとティータイムを楽しみたいなー、という時はポットで紅茶を淹れたりします。
ティーバッグ・お茶パックを使う注意点
実は、ティーバッグはカップに入れて上からお湯を注ぐと、苦みが強く出る場合があります。
ポットで淹れる時には、いわゆる「ジャンピング」といって、茶葉をポット内で回さなければならないので、茶葉→お湯の順に注ぎますが、ティーバッグを使用する時は、お湯がティーバッグに直接当たらないようにすること、難しい場合は、お湯→ティーバッグの順に注ぐと、しっかりと美味しい味が出ます。
ご注意下さいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
紅茶は「食品」としての面と「嗜好品」としての面があります。
こだわりの強い人は非常に強いですし、食品として毎日簡単に楽しみたいという人もいます。
簡単に楽しむことが出来ますので。「紅茶って敷居が高い」と思っている方は是非お試し下さいね。
紅茶って美味しい!と思って貰えればいいな、と思います。
以上、はるかに(@sun-crab)でした!
ここまでお読み頂いて、ありがとうございました!